Kaise Trading Company Limited

日本の酪農家・肥育農家ファームに高品質な牧草を適正価格で安定供給する

NEWS

牧草事業内容

販売先

北海道から神戸までの東日本全域と九州のメガファームから個人牧場、飼料販売会社、各地酪農組合

仕入先国

カナダ、アメリカ、オーストラリア、ベトナム、中国

総輸入量 2020FY

34,000MT 、1,400コンテナ

強み

カナダ産Timothy Hay 国内輸入販売シェア No.1 (約20%)

取扱商品

チモシーヘイ

酪農牛向け飼料では約40% 輸入乾燥牧草を使用し、残りをペレット型の配合飼料や食品残渣(粕、エコフィード)となっている。牧草の飼料に締める割合が多い理由は、牛(反すう動物)に繊維質が必要不可欠である為であり、わが国は国土が狭く北海道以外ほぼ自給牧草が得られない為、輸入に依存している。
輸入牧草は主に繊維質のイネ科3種とタンパク源のマメ科1種が輸入されており、イネ科の中でもチモシーヘイは繊維質に優れ輸入牧草の25%を締めている。またそのほとんどがアメリカ産とカナダ産からである。

カナダ産チモシー

一般的に効率化を求めたアメリカ産に比べ、安価であり有機的低農薬農法で収量は少ないものの、安心安全であり嗜好性に優れる。
弊社は主産地であるアルバータ州の北部から南部まで各社との取引を行い、酪農家のニーズに合わせた品質、価格帯の物を届けている。その内2社では火力乾燥プレス装置を備え、日本国政府とカナダ政府との2国間プロトコール認可を取得し、大麦・小麦など含めた雑草混入の草や、悪天候による乾燥不十分の水分値が高くカビが生じる可能性がある草も、販売出荷可能とし酪農家のコスト削減を実現した。

アルファルファヘイ

アルファルファは別名ルーサ ンヘイとも呼ばれ、マメ科の多年草で、高蛋白飼料の一種として世界中汎用されている。豊富なビタミン類やカルシウムを含み、繊維と蛋白質のベストソースであり、乳牛・競馬・肉用牛・家畜など飼育の最適なエサと言われている。

アメリカ産 GFI社
アメリカ現地でも数少ないアルファルファ専門の業者で、弊社はグレードではなく、品質を重視して畑ごとに買い付けお客様ごとに輸入販売しており品質と価格にトータル的にご満足して頂けると思います。近年はメガファーム向けのビッグベール用途が好調。また最高級クリスマス産は世界最高品質でCP23,RFV230までマーク。
カナダ産
最大の売りはNon-GM(非遺伝子組み換え)、近年は天候にも恵まれUS産並みのCPも安定的に出るようになった。
価格もU.S産よりややお求め易い。
アルファルファ ヘイキューブ
コンテナバラ積みものからフレコン袋30kg、500kgまで販売(横浜指定倉庫渡し)

オーツヘイ

イネ科の一年草で、他の牧草と比べ糖度が高く嗜好性に優れる。日本向けはオーストラリア産がほとんどを占め、その広大な大地で灌漑設備も使わず低農薬で極めて有機的に栽培される為(ドライランド)、硝酸態窒素の含有量も少なく遺伝子組み換えでない品種でもあり安心で安全なのも特徴である。近年オーストラリアは、天候が極めて不安定で各産地でグレードが大きく異なり細分化される為、各畜産農家様の需要に合った価格帯の物で提案出来る。

オーストラリア 西WA州産、東VIC州産 Pentarch(ペンターク)社
20年近い歴史を持つ。品質を重視して畑ごとに買い付け、厳しい管理基準でグレードを細分化している。AAAグレードはオーツヘイの中でも最高品質でWSC35~39をマークして評価が高い。近年はメガファーム向けのスタンダードグレードが経済的に見合ったパフォーマンスを出せると好評。

ライグラスストロー

イネ科の牧草で多年草(ペレニアル)と一年草(アニュアル)があり、種子を採取した後の茎(ストロー)の部分となります。アメリカのオレゴン州ウィラメット・バレー地区が主要な産地となります。一般にストロー類の牧草は、青刈乾牧草と比較して色合いが脱色しており、繊維分が多いという特徴があります。栄養価は低いが反芻に役立ち、価格も他の乾牧草と比べ安価なことから稲わらの代替品として広く流通しています。近年は酪農用途でも乾乳向けに好評です。

アメリカ オレゴン産 VALLEY HAY(バレーヘイ)社
各種ストローを専門に扱う中堅企業。品質が安定している事に評価が高く、厳しい管理基準で脱色したもののみ日本向けに出荷している。近年はメガファーム向けのビックベールが好評。
荷姿:ビックベール 約430㎏、ハーフラップ 約28kgベール:24ベール/ラップ、レギュラーベール約55kg バラ積み

会社情報
株式会社カイセトレーディング
資本金 1000万円
所在地 〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-33-4
TEL: 03-6810-9747/ FAX:03-6810-9748
代表取締役会長(CEO)海瀬石男
代表取締役社長(COO)海瀬悠史
設立年月日 平成31年1月11日
経営理念

グローバルに自由

VISION

貿易で持続的な農水産業の発展に貢献

MISSION

国内外の高品質商品を、適正価格で安定供給する

事業の背景

近年、少子高齢化による後継者不足で酪農家軒数は減り、生乳生産量は慢性的に実需を下回る状況下にあるが、規模拡大で効率化を求めたメガファーム化が進み、全国の酪農牛頭数は増加傾向にあった。かかる状況下、世界的な干ばつ、洪水を伴う異常気象が北米から南半球まで同時多発的に発生し、収穫量、品質の変動著しい。翻って、ウクライナでの戦争による世界的インフレに、世界人口の増加から新興酪農国、中国・中東の台頭で買付価格は高騰を続け、輸入各国との買付競争は激しい。そこへ、コロナ禍でアジアから北米へのコンテナ貨物の激増によりコンテナ海上輸送のスケジュールは乱れ、深刻なコンテナ不足を招き、海上運賃は値上がりを続けるという不安定な状況を経験した。農林水産省は悲願である自給飼料の普及をと此処ぞとばかりに唱えるが、品質が安定している物を安定的に生産する事は我が国の気候や起伏に富む国土では難しく、輸入飼料の安定確保は至上命題となっている。

事業等のリスク

・急激な為替変動
・干ばつ、洪水など気候変動
・病原菌発生による輸入停止
 *口蹄疫: <韓国・中国>
 *アフリカ豚コレラ: <中国>

・他国の需要動向、生産国内及び中東・中国など新興国

代表挨拶
当社設立後まもなく、コロナ禍という不確定・不安定な世界的状況のなか、継続して事業を行う事ができ、第5期を増収増益で迎えております事、関係各所に厚く御礼申し上げます。しかしながら事業を取り巻く状況は大変厳しく、ウクライナでの戦争による世界的インフレに伴った飼料高と急激な円安によって、多くの畜産農家が大変苦労をされ現在離農が進んでいる事に大変心が痛みます。
当社は、主に日本の酪農家・肥育農家ファームのお客様の為に「国内外の高品質商品を、適正価格で安定供給する」 をミッションに掲げ、世界の農林水産業の持続的発展の為に貿易で貢献して参ります。
これまで30余年の長きに渡る飼料輸入販売業の実績をそのままに、お取引先各所に引き続き信頼されるビジネスパートナーになり続ける事を、新たにベンチャ―マインドの精神も持ってベストプラクティスにて目指します。
海瀬悠史

代表取締役社長(COO) 海瀬悠史

プロフィール:
2007年 東京海洋大学 水産学部卒業。三洋貿易株式会社(東証1部)にて化学品と機械事業部にて勤務。
2011年 オーストラリア、メルボルンのローカル商社にてビジネスVISA取得、木材の輸出業務に携わった後、2014年 国立ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT University)にて経営管理学修士号取得(MBA)。2014年 アタカ通商株式会社にて牧草の輸入販売に従事し、カナダ産チモシーヘイ輸入販売シェアーNo.1達成。2019年 事業を継承して(株)カイセトレーディングを設立。
趣味の釣りでは全日本学生釣り選手権大会で個人(投げ釣りの部)・団体総合優勝の2冠。